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骨盤内解剖
陰茎海綿体神経は従来からいわれてきた束状の分布ではなく,さらに幅広いものであることが明らかになった.陰茎海綿体神経のメインルートは骨盤内臓神経の根部付近から分岐し,骨盤神経叢の末梢側を経由し,いわゆるNeurovascular bundle(NVB)の中央部にスプレー状に合流していることを報告した.また,症例により,前立腺腹側や尖部背側においても陰茎海綿体神経がプレート状に存在することを明らかにした.ほぼ時期を同じくして,Costelloらも,いわゆるNVB相当部分には陰茎海綿体神経のみならず,肛門挙筋,前立腺,直腸に向かう神経線維をも含んでいることを報告した.
神経と血管が混在していて複雑なのね。
直腸と前立腺・膀胱の間に強固な膜様組織が存在することを発見し,以後同部位はDVFと呼ばれている.DVFの解剖については未だ混乱があり,十分なコンセンサスは得られていない.直腸膀胱窩から骨盤底に至る前葉・後葉からなる嚢状構造と解説するテキストもある.一方,膀胱後壁と精嚢前面の間に存在する層状組織をDVF前葉と称する論文も存在する
直腸と前立腺・膀胱の間のスキマの話ね。
次に,直腸と前立腺・膀胱間の構造について述べる.同部位では,直腸膀胱窩から連続する強固な膜様組織が同定され,これは精嚢基部付近で前立腺に強固に付着している.また,この膜状組織は末梢に移行するにつれ菲薄化し前立腺実質(いわゆる前立腺被膜)と区別が困難になる.この膜状組織の背側には,一定の厚みを有する疎な結合織が存在する(Fig. 2).この結合織は,末梢では横紋括約筋あるいは直腸尿道筋に集束し,側方では前立腺の後外側領域で腹側,外側,背側に向かい放散し消失する.つまり,直腸と前立腺・膀胱間には,「強固な膜様組織と一定の厚みを有する疎な結合織」が存在し,前葉・後葉からなる嚢状構造は存在しない.呼称については,「強固な膜様組織」のみをDVFとするのか,「疎な結合織」を含めてDVFとするのかは用語の問題あるが,直腸と前立腺・膀胱間の構造をDVFとするのであれば,両者を含めてDVF定義とするのが妥当であると考える.
精嚢基部付近で前立腺に強固に付着しているという。←強固に付着しているからいわゆる精嚢ドライになり易いのかな。
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呼吸を利用した【骨盤底筋群】調整法
直腸尿道筋は直腸前面から尿道の間に存在する平滑筋組織であり、そこを骨盤神経叢の末梢枝である海綿体神経が貫通している。
直腸尿道筋が海綿体神経と繋がっている。ならば竿からの刺激も有効だろう。
骨盤底筋群は3層構造 POST
分かりやすい骨盤底筋群の図